背が低くなる?

肥満の子供は

疑問

小学校で背が高い子は太っている人が多い印象があります。

でも肥満の子供は将来背が低くなると聞いたことがある。

これってどういう事?

肥満の女の子は早熟男の子は晩熟になる傾向が多いのじゃ。
早熟は成長スパートの始まりが早く、晩熟は成長スパートの始まりが遅くなると言われておる。

ただし、太り過ぎは成長ホルモンの分泌を抑える為、身長の伸びが悪くなることもあるため注意が必要

男の子の例で説明すると

  • 身長150cmで早熟の場合(成長スパートのピークが10歳)最終身長は165〜172cm
  • 身長150cmで晩熟の場合(成長スパートのピークが13歳)最終身長は175〜185cm

子どもの肥満は、ただ体重が増えるだけでなく、成長や思春期にも大きな影響を与えます。特に「肥満の子は背が低くなるのか?」という疑問は、多くの親御さんが気になるポイントです。

この記事では、肥満と早熟晩熟(思春期の早さや遅さ)の関係、そして特に肥満の男の子の成長パターンについてわかりやすく解説します。

女の子は「早熟」になりやすい

肥満の女の子は、**思春期が早く始まる(早熟)**ことが多いです。
体脂肪が増えることで「レプチン」というホルモンが多く分泌され、脳の成長ホルモン軸が刺激されてしまうためです。結果として、乳房の発育や初潮が通常より早く始まる傾向があります。

しかし、この早熟は注意が必要。早く思春期が始まることで、骨の成長板(骨端線)が早く閉じてしまい、最終的な身長が低くなる可能性が高くなります

男の子は「晩熟」になる傾向がある

一方で、肥満の男の子は**思春期の開始が遅れる(晩熟)**傾向があります。
肥満によって体内で男性ホルモン(テストステロン)がエストロゲンに変わりやすくなり、このエストロゲンが思春期ホルモンの働きを抑制してしまうためです。

その結果、精巣の発達が遅くなったり、声変わりが遅れたりします。成長スパートも遅れて見えることが多いです。

思春期のパターン身長の伸び方最終身長の傾向
早熟(早い思春期)最初は背が高く見えるが成長が早く止まる骨の成長板が早く閉じて、最終的に低くなることが多い
晩熟(遅い思春期)成長は遅いが長く続く成長板が遅く閉じるため、最終身長は平均かやや高くなることも

つまり、早熟の子どもは一時的に背が高いように見えても、最終的には背が低くなるリスクがあります。逆に晩熟の子どもは、ゆっくりと成長が進み、最終的には身長が高くなる可能性があります。

肥満の男の子は、思春期が遅れやすく、成長スパートが遅くなる傾向があります。しかし、骨年齢が遅れていれば、成長期間は長く残っているため、最終的に十分に身長が伸びる可能性があります

ただし、重度の肥満が続くと、

  • 成長ホルモンの分泌が抑えられ、
  • ホルモンバランスが崩れ、

太り過ぎは身長の伸びが悪くなることもあるため注意が必要


  • 肥満の女の子は早熟傾向で、最終身長が低くなるリスクがある。
  • 肥満の男の子は晩熟傾向で、思春期が遅れるが最終身長は個人差が大きい。
  • どちらも肥満の程度やホルモンバランスによって成長パターンが変わる。